詩仙堂

ここ数年、なかなか子供達と紅葉を楽しむということをしていないので思いっきて…学校を休ませて前々から行ってみたかった詩仙堂へと行ってまいりました。

詩仙堂は石山丈山が59歳で造営し没するまで過ごしたところです。丈山は隷書、漢詩の大家であり煎茶の開祖でもあります。

中国の漢晋唐宋の詩家36人の肖像を狩野探幽に描かせ、頭上にそれらの各詩人の詩を丈山自ら書いて四方の壁に揚げた詩仙の間がこの建物の名前の由来です。

詩仙の間からの写真を撮りたかったのですが…平日とはいえすごい人で、思い描いていた写真は撮れませんでした。そういう写真はパンフレットを眺めて満足することにします。

ひとつひとつが趣きのあるステキなお庭でした。

 

そして歩いて5分ほどのところにある圓光寺へ。

 

ここのお庭もなかなかの見応えでした。

詩仙堂とは対極の華やかさがあるように思えます。

十分楽しんでいるのは大人だけで、子供はかなり退屈しておりました。

そこでカメラに保存してある画像を見せて 「このお地蔵さんはどこにあるでしょう?」 クイズを出題。

↓こちらは撮影で人だかりができていたのですぐに見つけることができましたが…

↓下の小さなお地蔵さんの置物?には苦戦しておりました。

誰かがわざと置いた物なのかな?

もう少し晴れてくれていれば良かったのにな…と思いながらお寺を後にしました。

駐車場にもどると係の方に 「どこに行ってたの?」 と…。

随分、長い時間を費やしていたようです。

両方とも見応えのあるところでした。

人が多いとはいえ平日なのでそんなに大変でも無く、

もしかするとかなり贅沢な時間の使い方かもしれませんね。

 


山里にて

ここ数日で日中も冷え込んでますます秋めいてきました。

今年の夏から昆虫採集にはまっている次女と主人。

虫取りもそろそろ終盤ということで、前日に次女が仕掛けた罠の回収に山里まで行ってまいりました。
山の低い所から高い所まで棚田がつづきます。

山間からは琵琶湖も見えるし良い景色。

ボーッと眺めていると一台の軽トラが停まりご年配の男性が降りて来られました。

「あんたら、どっから来たん?」
完全に怪しまれてるようです。
大人2人がどんな用事でこんな山奥まで来たのか?
子連れならまだしも…昨今、イヤな事件があるので仕方ありません。
男性の質問に丁寧に答えると

「あそこの稲は何米やと思う?」

何米?コシヒカリとかそんな答をもとめられてるの?困惑していると

「あれは古代米や。あんたら田んぼ探してるん?」

どうやら不審者への質問では無かったようです。

聞けば京都や大阪の方がお米をつくる為に棚田を借りている人が増えていて、
私達も田んぼの下見に来たと思われたようでした。
古代米の稲の形が一般的なお米とは違うことや、美味しい炊きかたなどを教えてくださり
楽しい時間を過ごしました。

肝心の娘の仕掛けた罠は虫たちには見向きもされなかったようです。
昆虫採集も奥が深いようです。…又来年。
まだ興味を持っていればよいのですが。

⇧こちらが古代米の稲。見た目も普通の稲と異なります。

先程の棚田より上に上がったところ。

葉っぱが少し色づきはじめた頃です。

左下に…大き目のお地蔵様でしょうか?

色づいている葉は桜です。

緩やかな坂なので来春のハイキングに良さそうです。

 

 

 


京都で美顔の仕事をしています。